令和3年7月 例会報告
令和3年7月9日
- 開催日
- 令和3年7月9日(金)
- 19時~20時30分
- 場所
- 川島町・巡礼の駅ヤッホー
- 参加者
- 島勝,安崎,二條,北原,田中,
- 原田,福村,萬川,村上,前田

議題
1 アドプト活動実施報告
7月4日(日)アドプト活動は,「コロナ対策により全県下一斉中止」となったが,本会の担当地区では,独自に実施した。
土手の斜面の草は長く伸び,連日の雨で露がたまり滑りやすく危険と判断し,道路の両側のみ実施した。空き缶やペットボトルを拾い,1時間ほどで終了した。
2 行事予定の確認(別紙「NPO行事予定表」)
7月から10月までの行事予定を確認。
- 7月14日(水) 午後7時~ 木村式実行委員会 例会(病害虫対策)
- 7月16日(金) 午前9時30分~ 阿波古代史講座
3 「たねのや」の紹介(別紙「たねのやチラシ」)
廃校となった旧種野小学校(美郷)の建物を「リノベーション」した宿泊施設「たねのや」が完成した。今月は,すでに土・日は,予約でかなり埋まっているとのこと。
7月12日(月)12時から商工会未来創生塾で見学会を行う。
島勝代表から「観光担当の職員の方に歴史を学んでもらい,案内と宿泊を繋いでほしい。テーマに『つながる』と書かれているが,自然に「繋がる」のではなく,是非,みんなで意識的に繋げましょう」との要望があった。
4 基盤強化事業の実務引継ぎ状況
JCIへの事務局移行は,順調に進んでいる。
専従職員の前田さんが週に3回(月・水・金)出勤し,火・木は現担当者が出勤する。
東側のスペースを,事務局として活用できるよう整備した。
プロジェクタがあるので,会議にも使用できる。
参加メンバーで事務所内を見学した。
5 「たらちね」からの寄付要請
以前から繋がりのある認定NPO法人いわき放射能市民測定室「たらちね」から寄付要請があり,受けることになった。参加者全員が寄付をした。
6 早生桐事業の進捗状況
(1) 広報
事業について,賛同してくださる方が徐々に増えてきている。
島勝代表が,7月10日に,大麻比古神社や日亜化学鳴門工場に出向く予定である。
(2) 商品化の検討
「5年もの」の早生桐の断面を,参加者全員が手に取って確認した。非常に軽い。
桐の特性として,水にぬれるとすぐ黒ずむので,床材にはなじまない。
商品化に向けて,収縮性や可燃性などの検証が必要という意見があった。
島勝代表が「来週,3種類の厚みで2メートルの板材が手に入るので,様々な実験をする予定である。木を紙のように薄く削る技術を持っている会社の社長と打ち合わせをしている。
薄い紙のような杉板を桐の表面に接着剤を使わずに貼ることにより,軽くて断熱・吸湿・遮音・防火ができると,内装材として良い物ができるのではないか。」と発言された。
(3) 植樹の方針
島勝代表が「植樹する場合,桐ばかりではなく,潜在自然植生(この辺りは照葉樹林)の木と杉・檜を3:3:3で植えると山崩れが起きないので,この割合で進めたい。」と発言された。
7 「古代史講座」の紹介
島勝代表から,以下の説明があった。
(1) 個人行事として,8月25日~29日まで,東京からのお客様をお迎えし,県内の古代史の史跡を案内する予定である。
(2) 執筆中の「よみがえる大和」は,第3稿奈良遷都まで執筆完了し,ブレインワークス様のご協力を得て,1万部程度を印刷予定である。
総括して,吉野川に生きる会の目的は,
(1) 第一次産業を興すこと。
(2) 八十八か所の巡礼と古代史をもとにした観光で地元を元気にすることであり,昨今,この方向に向って進んでいることを実感しており,今後もご期待いただきたい。
8 「吉野川市観光協会(Kittamu:きったむ)」立ち上げの報告
原田さんから,以下の説明があった。
(1) メンバーは20~40代の18名であり,本日,原井吉野川市長に説明し,承認が得られた。
(2) 市から援助は受けず,独立採算で運営する。
来月,新電力の代理店事業を開始し,補助金等も活用して運営していく。
(3) 将来,内部留保できるようになれば,地元で活躍するNPO団体などに資金援助し,若い人たちの夢を応援する活動などを通して,循環させる計画である。
(4) 多くの団体と積極的に連携し,みんなの意見を吸い上げることにより,観光振興だけにとどまらず,自治体と市民の間のクッションとして活動していきたい。
まとめ
雑談の中で,山川・美郷と鴨島は,昔から仲が良くなかった歴史があるが,コロナ渦のおかげで,商工会同士の連携が図られるようになったという話題が出ていた。
島勝代表は,そのことに触れ,「どんどん繋いでいきましょう。吉野川市だけでなく,近隣の,阿波市,美馬市,石井町,神山町にも繋げていきたい。目標は,3市2町です。」とまとめた。