令和3年11月 例会報告
令和3年11月12日
- 開催日
- 令和3年11月12日(金)
- 18時30分~20時30分
- 場所
- 川島町・巡礼のヤッホー
- 参加者
- 島勝,北原,二條,原田,村田
- 萬川,田中,村上,大高

議題
1 予定行事の確認(別紙「NPO行事予定表」)
- (1) 11月から2月までの行事予定・追加行事などを確認した。
- (2) 2月の木村式実行委員会の味噌づくりは,未定である。
- (3) 島勝代表が,11月19日~21日まで,木村式自然栽培の研修会で石川県羽咋市に行く予定。
- (4) 12月11日(土)島勝代表が大阪で桐の話しをする予定。
2 定款の変更を理事会で諮る
以下の件について協議し決定した。
(1) 島勝代表から
臨時理事会を開き,理事らに桐事業に参加,不参加に分けた。桐の収益200円は当会が全体で使えると決定した。
そのため定款の変更があると思い,目を通したが,問題はなかったため,定款は変更せずとも大丈夫なので,そのままとした。
今年の4月から事務局が巡礼の駅に変わったため,事務局の住所変更が伴う。今回はそこだけ変更する予定である。
その場合,臨時総会を開くか,来年の4月の総会まで待つかであるが,一度,理事会を開き,どうするかを相談する予定である。
(2) 桐事業について
当初の予定は3,000本だが,現在まだ300本である。昨年と合わしても400本である。来年の3月末までに,日亜化学工業株式会社様から本数は未確定だが,注文が入る予定である。
日亜化学工業株式会社様からの宣伝効果も出てくるので,3月末までには1,500本までは行きたい。
初回は,仕入れでのリスクはあると伝えている。このリスクは問題ないと考える。皆さんにはご迷惑はかけない。是非,桐事業に参加したい人は是非参加してほしい。
吉野川に生きる会の会員さんへ渡す値段は,桐の苗税込み2,090円だが,小売価格はFUJIYA(株)と2,100円と決めた。
当会員は卸単価1,900円で購入でき,2,100円で売ると200円の利益がでる。
これを例会の提案でも諮って,理事会でも承認をもらう予定である。
11月18日(木)桐事業についてお話を聞きたい人がいるので東京へ行く予定である。
また,大阪,金沢でもあり各地に説明に行く予定だ。その旅費については,おかげさま株式会社で仕入れをして,そこで賄う予定である。
3 令和4年 第12回菜の花フェスタ
以下の件について協議し,決定した。
(1) 12月10日(金)の定例会に菜の花フェスタの準備会1回目をする。
(2) とくしま農山漁村ふるさと応援し隊へスタッフの要望をする。
(3) 島勝代表から,粟田漁協の海産物の出店を計画している。菜の花フェスタの会場も広いので,いろんな出店が一緒にできると思う。また,前夜祭から開催もよいと考えている。
(4) 原田様から来月の例会までに素案を作る予定である。
4 阿波市こども絵画展
確認事項,11月19日(金)午前から絵画の搬入し,11月25日(金)15時から撤収する。
5 報告事項
(1) 地球環境基金
- 大高から
- 12月2日(木)午前中までに,要望書の作成しWeb申請する予定である。
- 島勝代表から
- 桐の事業を地球環境基金助成金で活用したいとのことである。特に吉野川市の近辺の方々に植樹してほしい。
(2) 島勝代表から,以下の報告があった。
[1] 吉野川を管理しているのは,徳島管理事務所であり吉野川と国道を管理している。
川の事業等をしている地図を事務局に貼っておけば,吉野川のことが勉強できると思う。
四国は地層が4つあり,香川県は讃岐山脈のある火山帯と吉野川の北側に中央構造線,吉野川流域は三波川構造帯,その南側に四万十帯である。
中央構造線は,約300万年前に軸がずれてできた。高知県の亀ケ森の源流から香川県を抜けて瀬戸内海に流れている。
中央構造線ができたときに,地層が北から北西にずれたため,池田西部で川が急激に曲がっている。そこから東に流れている。川が東西に流れているのは特殊である。
吉野川は全国一水量が多い。香川県は全国一水が少ない。吉野川はおもしろいので,流域で生きてきた人たちが,その恵みで今まで豊かな生活してきたことに関心を持ってほしい。
[2] 日本中で一番雨量が多い四国山地で発達したのは木であり,徳島県は杉の植林が日本一である。蜂須賀藩の頃から桐,ヒノキの植林でたくさん儲けた。県南の港から上方へ材木を送り豊かだった。徳島藩の経済力は25万石だが,4倍もある加賀藩と比べても全国で7位だった。
杉は寒い所から徳島のような温かく多雨の所にもってくると成長が早くなる。しかし,針葉樹林は手入れをしないでおくと,主根が下に向いて入らず,地表を這うだけなので,風雨になるとすべて倒れるという問題が,発生している。
昔は,頻繁に伐採をしていたが,現在は手入れをしないため,土もむき出しになり山林崩壊の原因になっている。近年,広島県,愛媛県で起こった災害は,流木が川をせき止めて洪水を起こした。
那賀川中流域でも同様に,大水害が起こった。間伐材を切り捨てたまま放置して大災害が起こった。そこで,私たちは,すべて桐を植えるのではなく,3分の1ぐらい植林することにより,災害を防ぎながらなおかつ,地元の人たちに収益事業につながるよう私たちが提案したい。まず,人工林が増えた徳島県で桐の植林を成功させ,全国に広めていきたい。
桐の勉強を1年ぐらいし,建材にも使用できるようだ。(株)イトーキさんと打ち合わせし,うまくゆけば,一緒に開発もできる。建材は,サンエイホームさんが,内装に桐を使用してもよいかなということで,FUJIYA(株)さんから5年ものの桐1辺25cmを購入し,原井林業(株)さんで製材した板をサンプルとして,実験をしてもらっている。
これがうまく建材として使われるようになると,日本国内だけでなく,海外へも出すことができる。桐の価格は国内では高いので,杉の値段の5割増しぐらいの価格まで下げると高級感があり,なおかつ,現在の値段の3分の1ぐらいになると,恐らく流通が起こるのではないかと思っている。
桐を植林する人,地元で製材して二次産業も地元でする形になれば,経済活性化にもつながると思う。現在まで,順調に進んでいるので,皆さんも参加をお願いしたい。
桐の苗は,注文をとると直ぐに半金は注文時にいただくが,そのときに手数料も半分お渡しできる。桐の苗は,すべてFUJIYA(株)さんから購入するため手数料はかからない。
1本や10本では手数料がかかるが,50本単位であれば送料無料となる。苗は3mピッチで植えるため,300坪1反あたり100本を7日あれば植えられると思う。最初の3日間は毎日水をやり,あとは2~3日おきに水をやる。10日ぐらい水やりの面倒を見て葉が枯れなければ,あとは問題なく育つ。
[3] 11月22日(月)災害ケースマネジメント研修会がZoom会議で行われる。申し込み締め切りが11月17日(水)である。
徳島県南の賃貸は,災害が怖くてほとんどない。その地域の電柱に津波の水位の印があり,怖くなる。徳島市内から西は石井町ぐらいまで,津波の影響があると思う。そのために危機管理をしておくのが無駄ではなく大事だと思う。避難訓練など用具や備蓄食料は最低限ストックしておくべきである。
(3) 萬川様から11月のイベントについて説明があった。
11月21(日),美郷ふれあい公園でイベント予定がある。去年,菜の花フェスタで使用する予定であったテントを使用。フードやハンドメイド,物産もある。今回は出店料と入場料も無料で個人,企業などから協賛金を頂く形の運営としたい。
また,SDGsの彩をモチーフにポスターも作成し,文字で伝えるのではなく,見て伝わるものにした。
(4) 原田様からは,以下のような補足説明があった。
今回は,地元の農家さんなどの商品を集め,ゆるい感じのマーケット感を出し新しい形のものにしたい。また,前日の夜から山の自然を生かしたプラスアートをする予定である。
来年は公園をライトアップし,ナイトマーケットを考えている。300インチのプロジェクタ4Kに,吉野川市の映像を流しながら楽しく食事し,地元の文化を活かすイベントにしたい。出店のテントも統一化されオシャレでインスタ映えすることが,今回のテーマである。その雰囲気を菜の花フェスタでも,統一性ができたマーケットだと,「吉野川市のイベントはなんかオシャレだよね。」と言われるようにしたい。昔からしていた吉野川市のイベントを新しいものに創りたいと考えている。
毎月,開催を考えている。今回,第1回はKittamuとして開催する。地元のおじいちゃん,おばあちゃんがしているものを僕らが活かしていきたいのが目的であり,興味を持って来てほしいのが狙いである。
(5) 二條様から,以下の説明があった。
[1] 美郷MARUSYEでは,干し柿を出店する予定である。
[2] コロナも収束しつつあり,市民学習講座が12月から復活した。
第1木曜日に12月2日「三好長慶を大河ドラマに!」についての講座が阿波市市場公民館である。また,第3木曜日,12月18日(木)祖谷平家伝説の講座が阿波市市場図書館である。
(6) 北原様から,以下の説明があった。
秋の収穫祭について,16名の参加があった。また,一杯が飲めることを楽しみに時間が取れれば,来年も計画予定である。
(7) 村上から
11月19日(金)からの子ども絵画展ポスターA0判のお披露目をした。もう少し大きい914mmの幅の印刷も可能である。光沢紙も印刷可能で,1枚からでも受注可能である。
先日,鳴門市様から1800×1800のポスター受注を受け作成した。
子ども絵画展の大きさで,普通紙の価格は1,500円~2,000円の間である。厚紙になると価格は上がる。この紙はロール紙なので,紙代金を含めての価格となる。
(8) 大高から
12月11日(土)場所が旧小松島ミリカホールで,主催IAYSP徳島のイベントに吉野川に生きる会のプレゼンテーションを7分間する予定である。
(9) 島勝代表から以下の説明があった。
[1] 木村式自然栽培のお米の注文が東京の2人から注文があった。普通のお米の価格より倍もする自然栽培のお米だが,香りが違うなどで好評である。
[2] 三好市でNPO法人ふるさと力(ちから)が運営している不動産を管理する予定である。
[3] JCIでは大判印刷ができる。「JCIは徳島県のテレワークの草分けである。
猪子先生が県庁で指導したお弟子さんたちが県下にいるようなものだ。
本当にすばらしい団体ですので,ぜひ,つながってください。」と最後に,まとめて例会を終了した。